トイザらス、小型店を連続出店。寄るだけか、買うか。

 

日本トイザらスは、標準店の面積に比べ3〜5割ほどの小型店で出店機会を広げていくという。

国内160店舗余り(ベビーザらス等含む)の売場平均は2,200㎡。

17年10月19日オープンの仙台長町店(THE MALL仙台長町)は732㎡。

翌20日オープンの境鉄砲町店(イオンモール境鉄砲町)は1,040㎡。

大型ショッピングセンター内への出店としては、そこそこの広さで、準核テナントまではいかないにしても、ユニクロや無印良品くらいのサイズ感はある。

ちなみに16年11月には札幌とひたちなか市に出店していた。1年間の検証を経て、「将来の成長拡大に向けた施策の一つ」と位置づけている。

ショッピングセンターとおもちゃ屋の親和性は、もちろん高い。子供は喜ぶ。うちも行きつけのショッピングセンターにトイザらスがあるので、坊やは寄りたがる。しかし親である私は渋る。時間を取られるから。

あともう1つ、トイザらスではきっと買わないと想像しているからだ。

 

トイザらスで購入しても、ギフトにならない


 

米国のトイザらスを含めて散々言われているように、ショールーミングはトイザらスでしても、購入はAmazonになってしまう。

価格も理由にはなる。持って帰るのが手間でもある。

また、ギフトにしたくてもトイザらスは包んでくれない。まだAmazonの箱の方がギフトらしくなる。

Amazonの箱であれば、開けるときのワクワクを演出できる。クリスマスプレゼントなど、中身を坊やに知らせていないときは、どんな顔をするか親の楽しみにもなる。ビニール袋にしか入らないトイザらスで、この「焦らし」を作るのは難しい。

そうはいっても、おもちゃ屋を見ること自体がエンタメなので、何度も足を運ぶうちには時間消費の謝礼のつもりで何かを購入することはある。Amazonに支払う何分の1かだが。

 

楽しい売場で興奮して、その勢いだけで買うというのも・・・


 

トイザらスの標準店は、おもちゃ屋としてはもちろん広大だ。しかしAmazonに比べて品揃えが豊富とも言えない。トイザらスでしか買えないオリジナル商品もあるにはあるが、ストアオリジナルのホビーを求める子供は、そうはいそうにない。だいたい皆と共通のものを欲しがるか、変わったものを欲しがると言っても、よく知られたシリーズ内のレア品だろう。

大型店でさえ売場スペースには限りがある。小型店は当然のことながら「トイザらスがおすすめするアイテムをお客様視点で厳選」するという。心もとないことだ。ネットで欲しいものを探すことに慣れている顧客には、店からわざわざ厳選してもらう必要はない。ありったけを揃えてくれた方がいい。

また、タブレット端末からオンラインストアでの注文も受け付けるというが、それはあえて店でやらなくても、どこでもできる。

トイザらスの売場は楽しい。子供はテンション上がるだろう。しかし盛り上がった勢いで、お買い上げ! というのも、消費のしかたとしてはどうかと思う。子供のおもちゃを買うとき、親は慎重だ。行くとモヤモヤするから、トイザらスに寄るのはあまり気が進まない。


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