行ってみないと分からない・・・。店舗の在庫!

ネットショッピングの利便性は、どこにいても買物をできることだが、裏を返すようにしてこんな言い方もできそうだ。

どこにいても、買えない商品について知ることができる。

リアル店舗の場合、足を運んでみないと目当ての商品があるか・ないか、わからない。

ないとわかった場合、ネット通販なら別のサイトにいくのに手間はかからないが、リアル店舗だと足をのばす面倒さは、決して軽いものじゃない。リアル店舗のみなさんが欠品防止を重視しているのは、商品がないときに顧客に与えるダメージの重さ、その店に抱くことになるマイナス評価の大きさを痛感されてるからだろう。

欠品に伴う顧客の評価ダウンは、実際に根絶できる。解決策はシンプルで確実、しかも実現可能なものだ。

すなわち在庫情報を開示すればいい。店で取り扱う全ての商品を検索可能にして、リアルタイムの在庫情報も提示する。在庫情報は全ての実数を示す必要はもちろんなく、Amazonのように「在庫あり」、「在庫僅少」といった表現のほか、本当に少なくなったら「あと何個」と出せば、在庫情報そのものがセール効果を高めるだろう。

リアル店舗では、全商品の個数がデータ化されているはずだ。そうじゃなければ在庫管理はできない。すでにデータベースはできているのに、顧客にはそれを開示していない。

店まで足を運ばないと、商品があるかないかをチェックできない。かつてならあたりまえのことでも、もはやリアル店舗の傲慢さになりつつある。ネット通販なら、あたりまえにできるのだから。

 


 

いつでもどこでも店内にいるみたい、な環境
情報面で、eコマースにキャッチアップできれば・・・。

 

店舗に足を踏み入れてからが接客でありサービスという認識は、もう時代錯誤だ。接客は来店時から始まるという考えでは、店の外でのコミュニケーションは来店動機を作ることが目的になるから、ひたすらプロモーションに偏る。セール情報のプッシュも必要には違いないが、顧客はセール商品だけが必要なわけではないし、店もセール品だけを売りたいわけではないはずだ。それなら、スマホを見ることが店内の疑似体験になるようにすればいい。販売機会だけがオムニチャネルではない。

どんな商品があるのか・ないのか、知った上で来店できれば無駄足も踏まずに済むし、買物時間も短縮できるし、買い忘れも減るはずだ。こうしたことが可能な環境は、きっと取り置きサービスにもつながるだろう。

今は見えない在庫情報を見える化しようという発想は、リテーラーには希薄だが、IT系の新興サービスのトップからは何度か聞いている。はたから見ると、やればいいのに・・・と思うのだろう。

商品を運ぶラストワンマイルのところでヤマト運輸がニーズの急増に音をあげた今、物流に関して、やはりリアル店舗は合理的だと感じる。あとは情報面でキャッチアップできると、eコマースに対する優位性がはっきりしてくるだろうに。

 

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