文章を書くプロセスで、アウトライナーに置き換わったこと

2015年から使い始めたアウトライナーは、テキスト編集ツールとして欠かせないものになった。以前は文章を作る際、設計図のようなものを書いて構成を考えていたが、そのプロセスはアウトライナーに置き換わった。取材メモをまとめるプロセスがそのまま文章の構成になり、紙の設計図をもとにWordやPagesに打ち込んでいたテキスト作成も、そのままアウトライナーでやれるようになった。

文章を作るプロセスは3つの工程に分かれる。

①取材や学習や構想のメモを作る。

②メモを材料に文章の構成を考える。

③テキストを書く。

これらは従来、それぞれ別のツールでやっていた。

①メモは紙の手帳やノートに取り、②構成は①と同じメモ帳でやるか、私の場合は一覧できるようA4用紙1枚にまとめていた。③は多くの人がWordでやる。MacユーザーならPagesだろう。私の場合、会社ではWord、家ではPagesという煩わしさだった。

構成づくりに使っていた紙とペンがデジタルに置き換わっただけでなく、当たり前だったWordで書くという行為をやめることになるとは、アウトライナーを使い始めるまで思いもよらなかった。ただ、メモを取る行為は、さすがにアウトライナーの守備範囲ではない。もっと適したツールが他にある。

アウトライナーは、文章を作る複雑な工程の労力を軽減し、スピードもまあ、満足するレベルからは遠いものの、上がってはいる。



Wordは書類の編集ソフト。文章の編集には向いてない。

アウトライナーは1行ごとにテキストを移動できる。ただそれだけの機能が、メモから構成、本文作成までの工程をシームレスにつなげてくれる。

文章の構成や、本文の流れを考えるのに最も適したツールだと実感する。

アウトライン(テキストの階層化)を作るだけなら、WordでもPagesでもEvernoteでもできるし、それは以前からやっていた。しかし、しっくりこなかった。思考のツールとしては使い勝手が悪く、とくに構成をまとめるプロセスでは紙とペンの方が話が早かった。

テキストを1行ごとに動かせる柔軟さが、これらのテキストエディタとアウトライナーを決定的に違うものにしている。

アウトライナーを使うようになって理解したことは、Wordというのはテキスト(文章)エディタではなく、ドキュメント(書類)エディタということだ。書式のある見栄えのいい数ページ程度の文書を作るのには適しているが、構成や推敲といったプロセスには不便なツールだ。

Wordで書くのではなく、書いたものをWordで編集する。そういう使い方が正しいと思う。私の仕事では編集はIndesignの出番になるので、Wordはほとんど使わなくなった。ただ、職場でのファイル共有と文字数をカウントするために、必要なものではある。ファイルの共有はともかく、文字数のカウント機能はアウトライナーの方に備えてもらいたいところだが・・・・。

そしてアウトライナーのアプリといえば、双璧を成すのはOmniOutlinerとWorkFlowyだろう。

半年ほど両者を併用して出した結論は、WorkFlowyのみを使用することだった。

なぜOmniOutlinerではなくWorkFlowyなのか。それはまた別の記事でまとめます。


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