iPadにペンで走り書きメモ! 今秋、iOS11で可能になること

 

紙にペンでメモ? その生産性はどうでしょうか。


 

小学校から身につけた習慣で、聞いたこと、思いついたことは紙にペンでメモすることが普通だ。

しかし仕事で作るたいていの文書は、最終的にデジタルデータに仕上げる。紙にプリントアウトするとしても、手書きの紙をコピーして回すことは滅多にというか、ないだろう。

最後がデジタルデータなのだから、最初から一貫してデジタルデータであった方が作業はスムーズに流れるはず。手書きの工程がどこかに紛れ込むと、手書きのものをデジタルに転換する工程が発生してしまう。

一貫してデジタルで処理できれば、生産性が上がる。

紙は共有しづらいもので、コピーするにも届けるにも、時間やコストが必要になる。

コストを抑えて時間を短縮する。それこそが生産性の向上でしょう。

 

iPadを筆記具に。しかし手書きのシーンは残った。

 

薄型のノートPCや、iPadなどのタブレット端末が普及し、メモもかなりの程度はデジタル化できるようになった。

スタイラスペンでメモ書き・・・。それがスムーズにできればよかったが、2016年にApple Pencilが出るまで実用的な感じではなかった。

そのApple Pencilも、税別10,800円もする高額なペン(信じられないほど、ってAppleの人はプレゼンでよく言うけど、筆記具としてはそれくらいの価格だ)でありながら、使えるアプリの制約もあって、文筆が主な仕事の私の場合、出番はあるけど限られた機会しかない道具だった。

それでもApple Pencilを持つようになって、取材のような外の仕事では紙もペンも不要になった。

大概のメモは、これまた純正のスマートキーボードで打てるが、立ち話でメモを取るシーンもなくはない。そんなとき、Apple Pencilの出番になる。

しかし、ふとしたアイデアをメモに取るとき、iPadが手元にあったとしても、紙とペンを探してしまう。

iPadにメモするには、

  • スタートボタンを押してロック解除。
  • メモアプリを起動
  • 新規メモをクリックで作成
  • 線描ツールを選択するためにもう1回クリック

これでやっと始められる。

紙にメモした方が早い! と言われたら、そのようですなと答えるしかないあたりが、デジタル原理主義者としては辛いところだ。

しかも、Apple PencilとiPadを使ってやっと作成したメモは画像データでしかない。コピペできるだけ紙のメモよりはるかに効率的だけど、紙のメモの写真を撮れば済む話でもあった。

一度は不要とした紙とペンだが、机の上に再び置くようになっている現状・・・。

 

iOS11で改善されるApple Pencilの使い方  


 

それがiOS10の現状だが、2017年の秋にバージョンアップするiOS11では、Apple Pencilの使い方が劇的に改善される。

ふとしたアイデアを書き留め、より紙の感覚でデジタル処理できるツールになりそうだ。iOS11の新機能はてんこ盛りだが、その中でメモに関する注目機能をピックアップする。

ここまでが前置き。長すぎました。

 

①インスタントメモ:ロック画面をApple Pencilでタッチするだけで、メモアプリが開く。

 

これで、ペンを取って紙に走り書きする感覚にだいぶ近づく。

もっとも、実際に使ってみないことには分からない。なんか違う、こうだといいのにという感じはどうしても残るものだけど、私のメモは文字を中心とした簡単なものなので、素早く書ければ不便はかなり解消されると期待。

 

②手書き文字の検索

これもできればたいへん便利。しかし注釈を見ると、英語と中国語のみ対応だって・・・。 

そういうこともある。

 

③PDFやスクリーンショット、メールに直に書き込み

現状だと、PDFやスクリーンショットに書き込めるアプリは限定される。

どのアプリで何ができるのかを調べるのも面倒だし、有料だったりすると躊躇もする。

iOS11では、どのアプリでもPDFで出力すればペンでのマークアップができるという。たとえばSafariで出力したWebページのPDFにも。スクリーンショットにも直にマークアップ可能という。

Apple HPより

 

④メモアプリにドキュメントスキャナ機能

紙の書類を撮影すると、傾きなどを補正してPDFに変換してくれる機能。ドキュメントスキャナ専用のアプリがいくつもあるほか、EvernoteやDropboxにも実装済みで目新しい機能ではないけれど、読み込んだPDFにそのまま書き込める点が特徴か。

だけど、PDF出力したファイルにはすべて書き込めるはずなので、とくにメモアプリでこれをする理由もない・・・のかな? これも使ってみないと分からない。

とにかく、出先で紙の資料をいただくことは多い。それをその場で撮影してしまえば、後で資料を読み返すときに、紙を再び持ち出さなくても済む。

Apple HPより

 

以上の4点。

  • すぐ書ける
  • PDFやスクリーンショットに書ける
  • 文書をその場でPDF化して書き込める
  • 手書き文字は・・・日本語では検索できない。

だから3点か。

筆記具としてのiPadをさらに一段、使えるものにしてくれる機能だ。

メモから最終的なアウトプットまでの生産性を向上させるツールになると期待したい。


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