MaBeee(マビー)が憑依、ホビーが豹変

霊的なものが肉体を乗っ取り、自在に動かす。そんな話はSFでもホラーでも珍しい設定ではないが、電池を変えることで玩具の遊び方が一変するという体験は、MaBeeeが初めてだ。

ノバルスのIoT乾電池「MaBeee」は、Bluetoothでスマホとつながり、電池の出力をコントロールできる。単3乾電池のかたちをしたMaBeeeに、単4電池を入れてから使用する。

電池で動くおもちゃにセットして、使うとどうなるか?

以前ならスイッチをonにしたら、オフにするまでそれっきりだった車、電車、その他の玩具を、スマホでコントロールできてしまう。

うちの坊やと言えば電車で、1日の大半は電車の話をしている。1歳の頃からそんなで、5歳の今ではだいぶマニアックになってきた。電車が好きでもない私はどこかで路線を変更させたいと思っているが、地名とか日本のかたちとか漢字とか勉強になっているので、今のところ様子を見ている。

そんな坊やのおもちゃといえば、やはりプラレールになる。

プラレールの電車は、車両のスイッチを入れたら、再び止めるまで走り続ける。レールの脇にレゴや積み木で新宿駅を作ろうが、東京駅を構えようが、なんでも飛ばしてしまう。電車は走る・止まる・また走るが本来の姿なので、5歳児としても自由に止めたいようだ。多くの場合、手転がしで遊んでいる。

しかし手転がしだと、線路を走る電車の姿を眺めて楽しめない。坊やは床に這いつくばった視線から電車の走る姿を見るのも好きだ。

そこでMaBeee。電池の出力をスマホでコントロールすることにより、猪突猛進のプラレールを遠隔操作で止めたり、また走らせたりが可能になる。トミカはそんなことを意図して製造していないにも関わらず、動力源を制御することでプラレールを鉄道模型のように制御できてしまう。

 

おもちゃに命を吹き込む 的な感動はある。ただ、アプリに課題。

 

17年6月21日には、電車おもちゃを動かすための専用アプリ「MaBeee Train」がリリースされた。それを知って、この電池を購入してみた。Amazonでは4000円を切っていたが、他では5000円はする。おもちゃに使うには微妙な金額だけど、私も試してみたかった。

そしてプラレールはコントロールできた。オン・オフの切り替えだけでなく、出力の調整で加速・減速もできる。Bluetoothの性能は問題ないようだ。細かい点だが、メーカーは「乾電池型IoT製品」をうたっているけど、Bluetoothで制御するのだから、IoTではないのでは? という点が気になる。

アプリの方には、改善してほしいところが多い。効かないボタンがいくつかある。そこはアプリなんだから、いつでも更新できるでしょう。アプリの機能をさらに充実させることで、電車おもちゃの臨場感はもっと高まるだろう。

MaBeee Trainの操作画面。見た目はイケメン。操作性が・・・。

プラレールに限らず、MaBeeeは単3電池を使う製品なら何でも制御できる。動力源の制御で、自社製品でもないおもちゃの遊び方を変えてしまうとは! 視点が最高。


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