キャッシュレス社会のために、iPhone7が果たした貢献とは

2016年発売のiPhone7を購入して2年。新機種に買い替えて、7の方は下取りプログラムのため郵便ポストに投函した。さようなら。

このモデルは国内で初めてApple Payを搭載し、私をキャッシュレス社会の入口に立たせてくれた。

キャッシュレス決済といえば、ずっと以前からカードは使っていたものの、カードを使い続けていく先にキャッシュレス社会が到来する、といった予感はなかった。iPhone7でスマホ決済が習慣化するようになって、初めてキャッシュレス社会をリアルに思えるようになった。同じように感じた人も多いのでは?

 

決済機能を搭載したスマホは、別にiPhoneが初めてではない。ガラケー時代から「おサイフケータイ」は存在した。しかしおサイフケータイを使っている人は稀にしか見なかった。個人的には使ってみようとも思わなかった。

私にとってのガラケーは、腕時計と公衆電話の代替品でしかなかった。ガラケーがデジカメに置き換わることはなく、財布と置き換える気にもならなかった。

ガラケーが多機能ではあるものの何にも置き換わらなかったのに対し、スマホは着実に色々なものと置き換わっていった。本とかデジカメとか持ち歩く道具を減らしてくれた。歩数をカウントするという新たな楽しみも加えてくれた。家の電話も不要になった(これは料金プランのせいだが)。

肌身離さず持ち歩くiPhoneで電子マネーのSuicaが使えるようになり、さらに重要なことにクレジットカードと紐付けされたiD、QUICPayも使えた。通勤定期込みの交通系電子マネーと、クレジットカードと同等に使えるポストペイの電子マネーがスマホ1台に集約されたことで、iPhone7は本格的に使える決済ツールになり、財布から置き換えられる(可能性のある)存在になった。

 

カードでキャッシュレス化は不可能?


 

クレジットや電子マネーには以前からカード決済があった。もちろんカードもキャッシュレスではある。ただ、繰り返しになるがカード払いの先にキャッシュレス社会が訪れる予感はしなかった。

スマホ決済と何が違うのだろう?

理由はおそらく、カードをしまうのがだいたい財布だからだ。

現金と同じ入れ物で持ち歩き、使うときには現金と同じ入れ物から出さなければならない。カードはいつでも現金と一緒。財布を忘れたら、現金もカードも忘れることと同じだ。

スマホはもちろん、財布には入れない。スマホケースに定期券やらカードやらを差し込んでいる人は多いけど・・・。ああいうケースはある意味、財布をいっそう無用にするかも。スマホに集約した方が早いようにも思うけど。

今のところカードか現金でしか支払えない店は多く、財布を完全に排除するわけにはいかない。それでも財布なしで済ませようと思えば不可能ではないほどに、財布は必須のものではなくなった。

私の場合、決済手段はまずスマホ。スマホなしでは電車にも乗れない。現金を扱うなんて最悪だが、もはやクレジットカードを取り出すのも厄介ごとでしかない。

 

キャッシュレス化の未来は、今のところスマホ起点


 

国内のスマホ決済は、SuicaやiD、QUICPayなど非接触式の電子マネーから始まった。スマホで支払うことの合理性を理解した人が増えて、スマホを決済ツールにするならどんなことが可能になるか、それを探求していった先に今やQRコード決済の地平が開かれようとしている。

まだスマホで決済をした経験がない人も多いので、iPhone7をもってキャッシュレス社会への起爆剤、とまで評価するのは難しい。

それでも、私とキャッシュレス社会を隔てていた壁を破壊する「気づきの一撃」をもたらしてくれた。電車に乗るシーンも含めれば、決済ツールとして使用する頻度はスマホが圧倒的だ。

道具によって生活スタイルが変化した。iPhone歴代の中でも、7は私にとって大きな変化をもたらしたモデルだった。


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