ecbo cloak、店舗を拠点に荷物の預かりスポット拡大

 

荷物預かりのシェアリングサービス「monooQ(モノオク)」は個人宅を拠点に預かりスポットの拡大を目指す(「monooQ、物置スペースの不足を補い、余分を活かすシェアリング」参照)。一方、店舗を拠点にネットワークを急拡大しているのが「ecbo cloak(エクボクローク)」だ。

スタートはエクボクロークの方が2ヶ月早くて17年1月。個人間をつなぐモノオクに対し、個人と店舗をつなぐエクボクローク。この違いは両社のビジネスモデルを似て非なるものにしている。

言ってみればエクボクロークはフランチャイズチェーン風、モノオクはボランタリーチェーン風か。このたとえは流通関係者じゃないと分からない・・・。

エクボクロークは、観光客に特化したサービスになっていて、預かり料金はバッグのサイズによって1日300円と600円の2ラインになっている。モノオクは、個人の預かり手によって料金もサービス内容も異なる。β版として長期保管も提供しており、トランクルームの代替ないし補完といった側面がある。

 

ecbo cloak利用の流れ

 

エクボクロークの利用は、サイトを経由して事前に予約し、店まで行って預かってもらう。支払いはクレジットカードで後日決済となる。モノオクの決済は利用前だ。

 

9月に北海道進出。今期中に全国1万店へ


 

エクボクロークは、観光地を中心に東京・京都・大阪・福岡・沖縄に展開しており、カフェや美容院、レンタサイクル、着物レンタル店、コワーキングスペース、さらには神社も加盟している。観光客が立ち寄りそうなところを攻めており、荷物を預かってもらうきっかけで、店や施設の利用促進にもつながりそうだ。サイトでは登録店舗の情報を画像付きで紹介している。

利用者は、荷物を取りに来てカフェで休んでから移動など、ロケーションだけでなく1日のスケジュールに合わせて預かりスポットを選べるかもしれない。

17年9月には北海道にも進出した。スタートは30店、やがて道内400店舗を目指すとしている。

 

 

北海道の外国人旅行客は年間222万人以上、2020年には500万人を目指している。エクボクロークの調べによると、札幌市内の駅周辺にコインロッカーが1800個ほどあるものの、スーツケースが入るような大型サイズは、そのうちの1割に満たないという。これでは1日あたり6000人もの外国人旅行客には対応しきれないというわけだ。

サービスを運営するecbo社は、17年度内に全国で1万店の加盟を目標としている。日本の観光業と一緒で、荷物預かりのインフラ構築は2020年のオリンピックまでが好機と考えているのだろう。荷物の一時預かりという横串により、地域単位でさまざまな業種・業態を確認できるサイトであることもユニークだ。


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