コピペ1発の読書ノート

忘れることについて、つい忘れることがある。

私の頭では、読書の内容を覚え続けていることができない。すぐに、とは言わないが、じきに忘れてしまう。中高生の頃からそうだった。20代も、30代でも変わらなかった。これから先、工夫しても努力しても、忘れなくなることはないだろう。

忘れてしまうことを、つい忘れて、忘れないようにと思いながら読書ノートをつけていたりする。忘れてしまうに違いないのに。

読書ノート、または取材ノートでも同じことだが、ノートをつけるのは覚えるためというより、情報を整理し、理解を深めるための作業としては有効だ。

そういうプロセスが必要のない読書でも、気になったところをメモして、いつか正確に思い出したいと考えたとき、簡単に参照できるノートがあるのに越したことはない。完全に覚えていることもないが、完全に忘れるわけでもないから、気になったときに簡単に調べられるようにはしておきたい。ただ、覚えようとして時間をかけたり頑張ったりするのは、私には意味のないことであると理解している。

思い出したいときに見返せるメモを残す。それが読書ノートのテーマだ。

そこでまず、読みたい本は極力、Kindle本で読む

紙の本にいくら線を引いても付箋をつけても、簡単に見つけられるわけではない。まして外出先で思い出したくなったらどうする? いつでもどこでもアクセスできない情報など、いまどきではない。

電子書籍の中でもKindleを選ぶのは、価格とかAmazonの使いやすさとか理由はいろいろだが、読書ノートをつけることに関しては、コピペでテキストメモを残せるという一点に尽きる。

どこでもアクセスできるという点だけなら、電子書籍のファイル形式でメモを残しても問題もない。電子書籍ファイルにブックマークやハイライトをつけたり、検索で探している記述を見つけるのも簡単だ。

ただ、電子書籍も紙の本のようにページを遷移しないと先を読めない構造になっていて、ページをまたぐアクションそのものが面倒だ。記述の一部をコピペで引用したいと思っても、Kindle本ならできるが、AppleののiBooksのようにできないものもある。

理想的なのは、読書でつけたハイライトを一括でコピーして、Evernoteのような1ページもののファイルにペーストすることだ。それだけで読書ノートができあがる。



読書ノートと書籍がリンク。Kindle本、あなうれし。

 

できたらいいなを可能にするのが、Kindleの Your Highlights だ。

Kindle本を読み、ハイライトをつける。

https://kindle.amazon.co.jp/your_highlights にアクセスすると、 

ハイライトをつけた部分のテキストが表示される。しかもコピペ可能なテキストデータとして!

その書籍につけたハイライトを全部選択して、Evernoteにコピペ1発、読書ノートができあがる。

個々のテキストの後に続く Read more at location のリンクをクリックすると、Kindleアプリが起動してテキストのページが表示される。読書ノートと書籍が、リンクで結ばれるのだ。あなうれし。

読書ノート作りをコピペ1発で済ませる画期的な工程を、箇条書きで振り返ると、

①本を読みながら、必要な場所にハイライトをつける。

②Your Highlights サイトにアクセス。(Amazon IDの入力を求められる)

③ハイライトしたテキストと、電子書籍ページのリンク先が羅列されている。以下のように。



④いつでも簡単にアクセスできるよう、Evernoteにコピペ。

⑤電子書籍へのリンクを含め、Your Highlights サイトの読書メモが、Evernoteの1ページに再現される。

 

忘備録のための読書ノートは、これでもう十分だ。

私はハイライトをガンガンつけ、何万字というテキストデータをコピペでEvernoteに写す。前後の文脈も分かるくらいに、長文をハイライトしておく。たとえ何万字あったとしても、電子書籍を読み返すよりも手間はかからない。Evernoteにコピペした後で、改めて必要なところにハイライトをつけたりする。

この資料を元に、内容を整理したり考察を加えたいと思えば、全文を再びコピーして、WorkFlowyなどのアプリにペーストする。

書籍はかつてgoodsだったが、今やdataだ。Kindleなら、書籍データをコンテンツの中で最も手軽に扱えるテキストデータとして活用できる。テキストデータだからこそ資料としてストックするのも参照するのも簡単。著作権には気をつけて、あとは使い方も貯め方も自由だ。


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