キャッシュレスはカードレスへといざなう

カード決済のセキュリティ対策を見聞きしていると、落とした瞬間に不正利用されるリスクを払拭できない。

もちろんカード使用を止めることはできる。不正利用分の損失を補填してくれるサービスも(そういう契約になっていれば)ある。

それでも、レジの会計後にカードを落として店を出ました。直後にそれを拾った人がそのカードで決済しました。この行為を止めることはできない。不正利用分の支払いは後で戻るとしても、面倒ではないか。契約によっては補填されない場合もあるし。

落としたのがICカードで、暗証番号の入力を求められるレジなら、不正利用は防げるだろう。しかし現状は、4ケタの暗証番号を入力しない店の方が多い。スーパーやコンビニなど、レジの通過スピードが求められる業態の場合、今後も番号入力などさせないだろう。とりあえず少額決済だから目をつむりましょう、という感じになっている。

サインを求められる場合もあるが、カードには名義人の名前が書いてあるので、漢字など適当に当てておけばその場はやり過ごせそうだ。

カードの紛失に気づいて、止めるまでの間にどれだけの時間が経過したかで、不安は募ることになる。

 

スマホなら指紋認証で悪用を防げる

 

カード決済は支払い情報のやりとりこそデジタルだが、支払うツールとしてはアナログの範疇に止まるようだ。落としたら悪用されるリスクが残る。落としたカードを発見する方法も現金が入った財布と一緒で、交番に届けたら、自主的にやれることは怪しい場所を探し回ることしかない。

支払い手段の最も安全な方法は、やはりスマホ決済だ。

何フォンでも構わないが、私はiPhoneしか使ったことがないので、Apple Payはセキュリティ的にも安心だね、という話になる。

iPhoneでクレジット払いをする際は、非接触式のiDかQUICPayを使用する。レジの端末にかざす際、ホームボタンで指紋認証をしながらでないと決済できないようになっている。これなら拾われたiPhoneをそのまま利用される心配はない。

弱点はSuicaで、この決済ではかざすだけで済んでしまう。落としたiPhoneのSuicaに残高があれば、それは不正利用されるリスクが残る。もっとも、Suicaにチャージするには指紋認証が必要なので、残高以上の損失は出ない。指紋認証がいらない手軽さは、Apple Pay対応Suicaの諸刃の剣だ。セキュリティ性能はカードと同等

スマホ決済もバリエーションが広がり、QRコードを使ったり、なんだかんだといろいろなPayがあるわけだが、ロック画面の指紋認証かパスワード入力を突破しなければ使えないので、たいていの場合で不正利用は防げるだろう。


 


落としてもiPhoneは探せる。財布では無理。

 

さらに落とした気づいた時点で、警察に届けるより先にやれることがある。「iPhoneを探す」アプリで所在を確かめるのだ。iPadがあれば即座にできるし、PCのブラウザからicloudにアクセスしても探せる。親切な人に保護されている可能性もあり、その場合は電話して受け取りの相談もできる。

うちの妻君はタクシーにiPhoneを忘れたことがある。

家のPCから所在を確認し、タクシーに乗ったままのiPhoneを見つけた。タクシー会社に電話をするまではよかったが、どのタクシーまでかは特定できず、無線をかけて探してもらった。業務中だし見つけにくいところに落ちてたようで、無線の連絡から発見までには時間を要した。そんな中でも、妻君はタクシーに乗って移動を続けるiPhoneを確認し続けていた。妻君が使ったかどうかは確認しなかったが、iPhoneのアラートを鳴らす機能もある。警察に行く前にやることはたくさんあるし、iPhoneを落として警察に行く理由は、実際にほとんどない。

決済ツールとして持ち歩くなら、カードよりスマホと思う理由は、

①指紋認証で守れる

②落としても探せる

の2点に集約される。後は使えるところがもっと増えればいいのだが・・・。

店には手数料の問題という、消費者のことだけを考えるわけにはいかない理由がある。

Pocket
LINEで送る