おぉ。と思う「バターチキンカレーまん」by ミニストップ

 

ミニストップは2017年9月1日、中華まんの新商品「バターチキンカレーまん」(税込118円)を発売した。

カレーのタイプとして、もはや定番のバターチキンカレーを中華まん化。過去にはファミリーマートも商品化している。

食べてみると、思ったよりも辛い。激辛ではないが、小学生には危険。中学生が路上で食べるなら水もあった方がいい。

なかなかの辛さに仕上げたねらいについて、開発を担当した江昌華さん(第一商品本部インストア商品開発部インストアデリカチーム)は、「当社の定番品にはカレーまんがありませんでした。後発で作る以上、新規性があって尖ったものでないと意味がないと考えました。専門店の味を出したいと考え、チームでカレー専門店を回ってバターチキンカレーに決めました」と説明する。

ナンをイメージしたという生地は、ヨーグルト発酵液を加えて酸味をつけた特別仕様。具材のチキンは粗めに加工して存在感もある。商品化した最終モデルは、中華まんのてっぺんに焼き目をイメージしたスタイルになったが、開発段階ではかたちそのものもナンに近づけようとしていたという。

「ナンのように半円形したら、場所を取りすぎてスチーマーに2フェイスしか並ばず、上司に怒られました」(江さん)。カウンターに設置するスチーマーには通常、中華まんが3フェイス並ぶ。

 

中華まんの什器と開発を担当した江昌華さん

 

カレーまんは定番ではなかった。ピザまん人気、上昇中。


 

中華まんカテゴリーの定番はもちろん「肉まん」で、嗜好が異なる「あんまん」を除けば、次に来るのは「ピザまん」らしい。カレーまんは昔からあるように思うけど、売れ筋というわけではないようだ。ミニストップでは定番から外れていたし、セブンイレブンもHPで見る限り、ラインアップからカレーまんが抜けている。

ローソンとファミマは、「キーマカレーまん」とひねりを加えている。先にも触れたが、ファミリーマートは2015年に「バターチキンカレーまん」も商品化している。カレーまんは、まともにカレーを打ち出しても定着するジャンルではないようだ。もともと私はカレーが好きではないが、一般的にカレーは人気メニューなのに、ピザに劣るとは意外な感じ。

意外といえば、若年層の間では肉まんの人気も低下しているとか。

取って代わるほどではないとしても、やはりピザまんが上昇中。そういえばうちの坊やも「肉まん、嫌い」を公言している。彼はあんまんを食べたがるから、甘いものが欲しいだけの可能性もあるが。

 

バターチキンカレーは、誰の好み?


 

さて、ミニストップの中華まんカテゴリー戦略を示した図を見ると、たしかに肉まんのターゲットは年齢高めになっている。そして業界のトレンド通り、ピザまんで若年・女性層をねらっている。

 

ミニストップの中華まん戦略チャート

 

気になるのは、新商品の「バターチキンカレーまん」が、男性・若年層ねらいに置かれている。しかも、かなり男性向けに振っている。

バターチキンカレーは、女性が好むように思っていたけどそうではないのかな?

市販のレトルトカレーでもすっかりポピュラーなフレーバーになって、昔ながらの欧風カレーの退屈さに耐えきれない私は、たまに買うならバターチキンカレーを選ぶことが多かった。私が買うということは、だから男性に人気なのか。

ただ、私がバターチキンカレーを選ぶ理由は男性一般に共通するのだろうか。バターチキンカレーは、あまり辛くないことが多いフレーバーだから買っている。辛くないというイメージがあったので、ミニストップの商品を食べたときには意表をつかれた。

マーケティング戦略を含め、個人的にはいくつかの驚きがあった商品。市場からはどのように評価されるだろう?


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